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土木学会鋼構造委員会歴史的鋼橋調査小委員会 委員名簿(1990―2002)
(*は旧委員,+は故人を示す) 五十畑弘(日本鋼管) 伊藤昭夫(東日本旅客鉄道) 伊東 孝(日本大学) *市川篤司(鉄道総合技術研究所) *大塚 勝(日本橋梁建設協会) 岡林隆敏(長崎大学) *片寄紀雄(東日本旅客鉄道) *木元弘一(東京都) *倉西 茂(東北大学,関東学院大学) 小西純一(信州大学・現委員長) +田島二郎(埼玉大学) +田中 勇(日本交通技術) *鶴巻栄光(東日本旅客鉄道) 中川浩一(茨城大学,流通大学) 中村一史(東京都立大学) +成瀬輝男(東京エンジニアリング 前委員長) +贄田秀世(東日本旅客鉄道) 西野保行(東京都,首都圏新都市鉄道) *西山 徹(日本橋梁建設協会) 平原 勲(東京都,東京エンジニアリング) 藤井郁夫(東京鉄骨橋梁) *堀川浩輔(大阪大学) 増渕文男(関東学院大学,ものつくり大学) 松村 博(大阪市) *村尾裕二(東京都) 村田清満(鉄道総合技術研究所) 山本 哲(日本橋梁建設協会)
本集覧・HPの内容・写真などの無断転載をお断りします。 必要が生じた場合は必ず著作者(委員会)に連絡してください。
歴史的鋼橋集覧について
日本最初の鉄の橋は長崎のくろがね橋であり、1868年長崎製鉄所製作架設の錬鉄製のプレートガーダーであった。それ以来、膨大な数量の鉄(鋼)の橋が製作・架設されて今日に至っている。そのうち1960年までの約90年間に製作・架設された橋の現存状況がどうであるかを系統的に調査したデータをまとめたのが「歴史的鋼橋集覧」であり、 "Catalogue raisonné…"はそのCD-ROM版である。なお1960年という区切りは新幹線や高速道路をはじめとする大量生産時代前夜の、リベット橋の最終期までを意味している。
この「集覧」が各方面で基本的資料としてご活用いただけるものと信じている。
この「集覧」に収録した約900橋の調査票の中には、データ欄に空欄が目立つものも少なからず含まれており、また、収録漏れもある。これは、小委員会の委員が現地で確認したものであることを収録の原則とする「現地主義」の故でもあるので、今後、各位のご協力を得ながら継続的に改訂作業を行いたいと考えている。ご支援いただけると幸いである。
土木学会鋼構造委員会歴史的鋼橋調査小委員会委員長 小西 純一
例言
- このHPで表示される橋は、原則として1960年までに開通した鋼橋(鋳鉄製、錬鉄製を含む)のうち、現存しているものである。ここでは,第一集に収録した橋梁のうち、1961年以降の可動橋や吊橋などは省いた。
- 道路橋と鉄道橋を調査対象としてきたので、水管橋については今後の調査に待つところが大きく、ごく少数しか収録できなかった。
- 本集覧に収録した橋は、原則として当委員会の委員が現地に行って直接確認をしたものである。主要な橋はできるだけ収録するよう努力をしたが、特に道路橋では収録漏れも多い。
- 鉄道橋のうち、槽状桁、I形桁は対象外とした。膨大な数のプレートガーダー橋も総数からすればごく一部を収録したに過ぎない。一方、鉄道トラス橋、アーチ橋に関しては、収録漏れはあまりないはずである。
- 記載のデータは、橋梁管理機関などの公式データを参照させていただいたものが多いが、委員会の判断で違うデータを採用した場合もあり、責任は委員会にある。
凡例
- 橋を構造別に桁橋(記号G),トラス(T),アーチ(A),吊橋・吊構造(S),可動橋(記号M)に分け、可動橋を除いてはおのおのを鉄道橋と道路橋に分けた。水路橋は便宜上道路橋に含めている。また、鉄道橋を道路橋に改装転用したものは原則として鉄道橋の部に入れた。さらに時代別に分けている。
- 各分類の中ではおよそ開通順,同一年では北から南へ通し番号を付けた。
- 調査票作成登録後に撤去されたものについては「撤去」されたことを断って掲載してある。
- 路線名 鉄道橋の場合には鉄道名/線名を記入した。「JR東日本」のように略称も併用した。駅間は起点側−終点側の順。
- 河川名 越える対象が河川でない場合は対象物名を記入。
- 開通年月日
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橋長 パラペット前面間長を原則とするが、鉄道では昔からの橋台前面間長を記す場合が多い。径間長や支間長の合計であることもある。できるだけ注記を入れてある。
線数 複線の線路であっても上下別の単線桁並列の場合は単線となる。
- 形式 通路位置と構造形式を記入。ピン結合トラスはその旨を記入。
- 支間長 メートル単位で記入。( )内はフィート,インチ単位である。
- 下部工 鉄筋コンクリートはRCと略記した場合もある。
- 起業者/管理者 建造当時の起業者と現在の管理者を記入。
- 地図名 国土地理院の1:200000地勢図/1:50000地形図/1:25000地形図の図幅名を記入。都市部の場合はさらに1:10000地形図を記入した場合もある。
- 記事 廃止・撤去等の情報はここに記入。
旧国有鉄道の鉄道橋・元鉄道橋については「形式番号」を記入した。トラス,アーチの場合は西村俊夫「国鉄トラス橋総覧」(1957)、「続・国鉄トラス橋総覧」の形式番号と国有鉄道における図面番号を記入し、プレートガーダーの場合は達番号と図面番号を記入した。資料参照を容易にする目的もある。